2018.7.16~21  

ワシントン条約第30回動物委員会(ジュネーブ)

 GGTはNGOとして参加登録し、全日本持続的養鰻機構の代表5名をともなって出席した。来年5月のワシントン条約第18回締約国会議(CoP18)に向けて、宝石サンゴ、ヨーロッパウナギ、ナマコ、サメなどを巡る動物委員会作業部会の議論に参加した。
 宝石サンゴ作業部会は丸1日を費やして作業部会に与えられた任務に取り組み、10月の常設委員会に提出する報告書を作成した。2016年CoP17での決定を受けて、FAOが宝石サンゴ国際取引状況報告書を取りまとめて議論することになっていたものの、アジア地区のレポート作成者の報告が遅れたため、年末までに締め切りを延期してCoP18で報告されることになった。写真は宝石サンゴ作業部会での議論の様子。
2018.7.9~13  

第33回FAO水産委員会(COFI33)、ローマ

 国連機関のなかで漁業・養殖業を所管するFAOが2年に一度開催する水産委員会がローマで行われた。世界の漁業及び養殖業の状況報告では、世界の漁業生産量は史上最高を記録し、漁業資源が悪い状態のものが若干増加、養殖生産も増加し漁獲漁業生産量を超えたと指摘されている。また、一人当たりの消費量が21㎏と増加したものの、途上国の消費が拡大したため水産物貿易は減少したと報告された。
 責任ある漁業のための行動規範に実施状況報告、IUU漁業対策、CITES掲載種の保全効果の検証、持続可能な開発のためのアジェンダ(SDGs)達成の取り組み、漁業管理小委員会の設立提案など、世界の漁業を取り巻く課題が議論された。
2018.6.28  

国際宝石珊瑚フォーラムin高知2018

 GGTが後援した、宝石珊瑚の保護育成や資源管理を考える上記フォーラムが6月28日に高知市内で開催された。国内外から6名の講演者が登壇、黒潮生物研究所が実施しているサンゴ片を接着した人工漁礁を埋設する増殖事業の経過や、高知大学が宝石サンゴ枯れ木試料から生息年代を測定したところ、7,600年以上前から生息していたことなど新しい研究成果が報告された。
 イタリアの研究者は地中海サンゴの資源管理措置を紹介、IWMCユージン・ラポワント代表は宝石サンゴの持続的利用の重要性を説いた。写真はフォーラム終了後のレセプションで感謝状と記念品を受け取り、挨拶するラポワント夫妻。
2018.6.26

第6回GGT定時総会

 6月26日に、一般社団法人自然資源保全協会第6回定時総会を開催しました。来賓の魚谷敏紀水産庁増殖推進部漁場資源課生態系保全室長より「GGTの協力を得ながら野生生物資源の持続可能な利用を支持する国とも緊密に連携し、しっかり対応していきたい。GGTには野生生物資源のガーディアンとしての使命をはたしてくれることを期待する」旨、挨拶があり、この後、第1号議案 平成29年度事業報告及び決算報告承認の件(監事監査報告を含む)、第2号議案 平成30年度年会費の額並びにその納入方法の件、第3号議案 平成30年度役員報酬の総額及び役員俸給規定一部改正の件が審議され、全ての議案が満場一致で承認されました。
 総会終了後、IWMCラポワント代表の講演会「持続可能な利用勢力は何をなすべきか」を開催しました。
2017.12.5~9

香港・広州のナマコ流通調査

 日本産の乾燥ナマコは香港や中国では高級食材であり、高級レストラン用として重宝されている。フカヒレやホタテ貝柱に代表される乾燥海産物の物流の中心を占めてきた香港市場と巨大な国内市場を抱える中国の広州市を訪問して乾燥ナマコの流通事情について聞き取り調査を行った。日本産乾燥ナマコのほぼ全量は香港に輸出され、塩蔵ナマコのほとんどは中国に流れ、大連や煙台などで再加工されている。
2017.11.27~12.1  

ワシントン条約第69回常設委員会(CITES SC69)

 CITES SC69は11月27日から12月1日までの5日間にわたりスイスのジュネーブ国際会議センターで開催された。70以上もの議題はアフリカゾウをはじめとする陸上動物からクジラやウナギ、サメ類などの海洋生物そして植物まで多岐にわたり、世界中から締約国政府代表団やNGOが600名以上が参加して、絶滅の危機に瀕している動植物の国際取引について熱心に議論した。第18回締約国会議(CITES CoP18)は2019年5月23日からスリランカのコロンボ国際会議場で開催されることが決まった。
2017.11.3~6  

国際宝飾品貴金属連合(CIBJO)総会に出席

 11月3日から6日までタイのバンコクで開催された2017年国際貴金属宝飾品連盟(CIBJO)総会に出席し、高知県の主力輸出品であるアカサンゴの移植・増殖活動の成果を発表した。世界初の試みとなる土佐沖アカサンゴ増殖活動に対し世界中の参加者から大きな評価を受けた。
 世界42カ国から約300名以上の宝飾品業界関係者が参加した今年の会議には、高知市に拠点を置く日本珊瑚商工協同組合とNPO)宝石珊瑚保護育成協議会から計5名が出席し、サンゴ運営委員会にてDVDを使って高知県柏島沖の水深約100mの海域で2015年から行っている宝石サンゴ増殖実験の研究成果を報告した。
2017.9.27  

一橋大学シンポジウム「グローバル社会の正義と文化多様性」

 9月27日に一橋大学国立西キャンパス内インテリジェントホールにて「グローバル社会の正義と文化多様性―捕鯨問題を事例として」と題するシンポジウムが開催され、GGTはこのシンポジウムを後援した。第1部「ふたつの正義の物語」では、映画「おくじらさま―ふたつの正義の物語」を完成させた佐々木萌生監督による講演があり、第2部は「捕鯨問題を開く」と題してパネル・ディスカッションが行われた。当協会は約130名のシンポジウム参加者を対象にアンケート調査も実施した。
2017.7.25~27  

北海道ナマコ調査

 北海道のナマコ漁業及び流通に関するヒアリング調査を道南地方で行った。
噴火湾周辺で漁獲されているナマコを乾燥加工している加工業者を訪問して、漁業者の資源管理状況やトレーサビリティ、また、原料から乾燥ナマコを加工製造する行程について聞き取りをした。生ナマコを約1か月かけて乾燥ナマコを製造し、中国マーケットで最高級品となる北海道ブランドのナマコとして輸出されている。江差町では漁業協同組合を訪問し、ナマコ漁業の実態についても聞き取りを行った。
2017.6.21  

第5回GGT定時総会

 6月21日に一般社団法人自然資源保全協会第5回定時総会が開催され、平成28年度事業報告及び決算報告が承認されました。また、任期満了に伴う役員選任が行われ、引き続き開催された理事会で、代表理事に香川謙二、業務執行理事に宮本俊和が選定されました。香川新代表は「野生生物資源の持続可能な利用を推進するため、保護と唱える人たちと戦う」と強い決意を表明しました。